配達ドライバーの仕事とは?配送との違いはある?やりがいや収入についても解説

配達ドライバ―の仕事とは?配送との違いはある?やりがいや収入について解説

自分の時間や自由な働き方を求めて配達ドライバーへの転職を考えているものの、「特別なスキルがないけど大丈夫だろうか」「自分でもできるのだろうか」と、一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなあなたの不安を解消するため、未経験からでも始められる配達ドライバーの仕事について、具体的な仕事内容や収入、そして「自分らしい働き方」を見つけるヒントをわかりやすく解説します。

本記事でわかること

  • 配達と配送に違いはあるのか
  • 配達ドライバーの仕事内容や1日の仕事の流れ
  • 配達ドライバーとして働くメリットデメリット
この記事を書いた人

ドライバージャーナルコラム編集部
配送・旅客ドライバー専門の求人サイトの「ドライバージャーナル」が運営する業界研究コラム「ドライバージャーナルコラム」の編集部です。ドライバー業界で働く際に必要な免許・資格から転職事情までありとあらゆる情報を発信しています。

目次

「配達ドライバー」と「配送ドライバー」に違いはあるの?

「配達ドライバ―」と「配送ドライバー」に違いはあるの?

求人情報やインターネットで検索をすると「配達ドライバー」と「配送ドライバー」が混在していることが多いのではないかと思います。

まずはそこに違いはあるのか、について解説します。

「配送」は荷物が届くプロセス全体のこと

配送は、注文から梱包、集荷、輸送、倉庫での保管など、品物が最終目的地に届くまでのすべての工程を指す広い言葉です。

企業間取引(BtoB)や、工場から物流センター、物流センターから店舗への移動など、サプライチェーン全体におけるモノの流れのことを指しています。

顧客の手元に届く「配達」の段階も、この「配送」という大きな枠組みの一部です。

「配達」はエンドユーザーに届けること

配達は、配送プロセスの最終ゴールです。

ドライバーなどが荷物を持ち、エンドユーザーの企業や自宅などの指定場所に直接届ける行為を指します。2tから4tの小さめのトラック、バン、軽自動車、自転車、バイクなどが使用されることが多いです。

配達は、配送プロセスの中でも特に重要であり、顧客満足度に直結する大切な部分となります。

求人情報では明確に分かれていない部分もある

以上の通り、厳密には「配送」は拠点間の物流プロセス全体を、「配達」はお客様に直接届ける工程を指します。 

ただし、求人情報などでは明確に区別されず、「配送ドライバー」や「配達ドライバー」という言葉がほぼ同じ意味で使われることも多いのが実情です。実際の仕事の内容に関しては求人情報を確認するようにしましょう。

本記事では「配達」寄りの内容で「配達ドライバー」に関する記事を執筆しています。エンドユーザーに直接荷物を届ける仕事に興味ある方の参考になれば幸いです。

配達ドライバーの具体的な仕事内容とは?

配達ドライバーの具体的な仕事内容とは?

運送業界の需要が高まる今、ドライバーの仕事は多様化しています。

ここでは、ルート配達ドライバーと軽貨物ドライバー、2つの働き方を具体的に解説します。

ルート配達ドライバー

ルート配達ドライバーは、毎日ほぼ同じ時間帯に、決まったルートやエリアを巡回し、企業や店舗へ定期的に荷物を届けたり集荷したりする仕事です。宅配もありますが、オフィス用品や食材などの企業間取引(BtoB)が多い傾向にあります。

特徴

荷物が定期的で変動が少なく、勤務時間が安定しやすいのが特徴です。顧客との関係性が深まりやすく、正確性とスケジュール管理能力が重要になります。

基本的にはバンや小型のトラックでの配達になりますが、大型トラックや中型トラックを使用する場合もあります。

向いている人
  • 安定した働き方を求める人
  • 同じ環境で長く働きたい人
  • 毎日同じ時間に同じ場所へ荷物を届ける責任感のある人
  • ルーティーン業務が得意な人

詳しい仕事内容について知りたい方は、別の記事で解説しているので併せてご確認ください。

軽貨物ドライバー

軽貨物ドライバーは、軽自動車を使用して、主に個人宅への荷物(宅配便、ネット通販商品など)を届ける仕事です。その多くは業務委託契約で、自分の裁量で働けるのが特徴です。エリアは限定的であることが多いですが、荷物量や配達先は日々変動します。

特徴

配達エリア内を効率良く回る機動力が求められますが、自分の頑張りが収入に直結する出来高制が多いです。個人事業主になりますが、車両のレンタルもあり初期費用を抑えやすく、比較的すぐに始められるため、副業や独立を目指す人に人気があります。

向いている人
  • 自分のペースや裁量で働きたい人
  • 体力に自信があり、荷物が多い日にしっかり稼ぎたい人
  • 地理を覚えるのが得意で、効率的なルートを自分で考えられる人

詳しい仕事内容について知りたい方は、別の記事で解説しているので併せてご確認ください。

配達ドライバーの1日の仕事の流れ

配達ドライバ―の1日の仕事の流れ

BtoBのルート配達ドライバー(オフィス用品の定期便など)を想定して、おおよその1日の仕事の流れをご紹介します。

STEP
出勤・配達ルートの確認

営業所に出勤して、今日の配達ルートの確認、車両のチェックなども行う

STEP
荷物の積み込み

その日の配達リストと照合しながら、トラックに荷物を積み込み作業

配達順序や効率を考慮し、崩れないよう慎重に積み込み

STEP
午前中の配達

午前中の配達先に向け出発し、主に企業や店舗へ、決まった時間に定期便を届ける

納品書へのサインをもらうなどの事務作業もあり

STEP
昼食・休憩

ルート上の指定場所などで休憩

STEP
午後の配達・集荷

午後の配達先へ出発(状況によっては再度荷物を積み込むこともあり)

契約している企業からの集荷業務がある場合は、集荷した荷物は営業所へ持ち帰る

STEP
荷降ろし・片付け

集荷した荷物を営業所内で降ろし、仕分け担当者へ引き継ぎ

車両内の清掃や翌日の準備を行う

STEP
事務作業・退勤

本日の日報作成、翌日の配達ルート確認、伝票整理などを行い、管理者へ報告を済ませ、業務終了・退勤

おおよそは以上のような流れになります。

ルート配達、BtoBの定期便などは特に時間厳守が基本です。イレギュラーなことが起きないよう、起きてしまった場合でも対処ができるように事前の準備をしっかり行い、安全運転を心掛ける必要があります。

配達ドライバーのやりがいとは?

配達ドライバーのやりがいとは?

荷物を運ぶ仕事は大変なイメージもありますが、配達ドライバーで働く魅力と、働くことで得られる主な「やりがい」をご紹介します。

エンドユーザーからの感謝の言葉

配達ドライバーは、ネット通販の普及により、お客様が心待ちにしている商品や大切な贈り物を直接お届けする役割を担っています。コロナ禍で需要が増加したこともあり、多くの方が利用しています。

悪天候の日や荷物を運んだ際に「ありがとう」「助かりました」と直接感謝の言葉をかけてもらえる瞬間は、仕事をする上で大きな励みになるでしょう。

社会インフラとしての役割とその意義

宅配便や物流は、現代社会の生活や経済活動を支える重要な社会インフラです。特に、高齢者や買い物が困難な人々、災害時など、モノを運ぶドライバーの存在が不可欠となります。

自分が運んだ荷物一つひとつが、人々の生活や企業の活動を止めずに回しているという社会貢献度の高さはもちろん、日本全体の物流を支えているというやりがいを感じられるはずです。

頑張りが給与に反映される

特に軽貨物ドライバーなどの業務委託契約の場合、運んだ荷物の量に応じて報酬が支払われる「出来高制」が採用されていることが多いです。これは、自分の努力や工夫がダイレクトに収入に結びつくことを意味します。

企業に勤めてのルート配達でも、大型自動車免許などの新しい免許の取得や、様々なルートに対応するなど、スキル・キャリアアップによる収入増が狙えます。

効率的なルートを考えたり、配達スピードを上げたりといった仕事への工夫やモチベーションが、そのまま給与アップという形で報われるため、目標を持って働ける点が魅力です。

配達ドライバ―の仕事はどれくらい稼げるの?

配達ドライバ―の仕事はどれくらい稼げるの?

配達ドライバーの収入は、雇用形態(正社員、契約社員、業務委託など)や地域、そして働く時間や荷物の量によって大きく変動します。

主に企業間の定期便を担うルート配達ドライバーの平均的な年収は、約360万円~450万円程度が目安とされています。これは、月給制や固定給の割合が高く、比較的安定した収入を得やすい働き方です。

厚生労働省の職業情報提供サイトjob tagにも関連情報が掲載されています。
参考:ルート配送ドライバー 「職業情報提供サイトjob tag」

個人宅への宅配便を主に担うドライバーの場合、業務委託契約で働くケースが多く、収入は「荷物1個あたり〇円」といった歩合制になることが一般的です。

業務委託の場合は頑張りや工夫次第で月収40万円以上を目指すことも可能ですが、繁忙期と閑散期があり、いかに効率的に数をこなせるかにかかってきます。

目指したい収入と働き方に合わせて…

安定性を重視するならルート配達ドライバー自分の努力を直接収入に反映させたい・高収入を目指したいなら業務委託の宅配便ドライバーを選ぶなど、ご自身のが希望する働き方に合わせて収入の目標を定めるとよいでしょう。

ドライバー求人専門サイトのドライバージャーナルには「配達ドライバー」案件も多数掲載しており、月給や年収で検索ができるので、興味がある方はぜひ確認してみてください。

配達ドライバーに必要なスキルと資格とは?

配達ドライバ―に必要なスキルと資格とは?

配達ドライバーの仕事は、運転技術だけでなく、時間管理能力やコミュニケーション能力も重要です。

ここでは、必須の資格と求められる能力について解説します。

運転免許と使用車両

配達ドライバーになるには、運転する車両に応じた運転免許が必須です。

軽自動車を使う軽貨物ドライバーなら普通自動車免許があれば問題なく、中型トラックや2トン車を使用する場合は準中型自動車免許以上が必要になります。

最大積載量によっては、2007年6月1日以前に取得した普通自動車免許、2017年3月11日以前に取得した普通自動車免許でも運転可能です。

業務委託では車両を自分で用意することもありますが、多くの企業ではレンタルや支給があるので、基本的には運転免許があれば働き始めることができます。

コミュニケーション能力

荷物を受け渡す際に、お客様や企業担当者と円滑なやり取りを行うためのコミュニケーション能力は欠かせません。気持ちの良いあいさつや確認事項の正確な伝達は、顧客満足度の向上に直結します。

また、営業所内や集荷先での連携をスムーズにするためにも、日頃から報告・連絡・相談を行うことが必要です。営業所内での情報共有がスムーズにできていれば、会社の新しい制度や最新の情報など、自分にとって有用な情報を入手しやすくもなるでしょう。

時間管理スキルとトラブル対応力

配達業務は、指定された時間を厳守することが信頼に直結するため、効率的に配達スケジュールを組む必要があります。効率的なルート計画を立て、交通状況を予測して行動する時間管理スキルが重要です。

また、渋滞や再配達依頼、荷物の破損といった予期せぬトラブルが発生した際に、冷静に対処して問題を解決する能力も必要でしょう。

配達ドライバーとして働くメリットとは?

配達ドライバーとして働くメリットとは?

配達ドライバーとして働くことで得られる様々なメリットについて解説します。

未経験からでも挑戦しやすい

配達ドライバーは、普通自動車運転免許(AT限定可)さえあれば、特別な経験や学歴を問われずに始めやすい仕事です。軽貨物など小さな車両を使う仕事が多いため、運転スキルに自信がなくても研修やOJT(実地訓練)で比較的すぐに慣れることができます。

特に人手不足の業界のため、企業側も未経験者の採用に積極的であり、キャリアチェンジや転職のハードルが低いことが大きなメリットです。

人間関係のストレスが少ない

配達中は一人で運転している時間が長く、上司や同僚と常に顔を合わせるオフィスワークと比べて、煩雑な人間関係の悩みや社内政治に巻き込まれることが少ないのが魅力です。

配達時の受け渡し、会社での報告・連絡・相談などの基本的なコミュニケーションは必要ですが、自分のペースで仕事を進められるため、人間関係のストレスを軽減したいと考える人には最適です。

配達先での接客も短時間で完了することがほとんどですが、生協などの配達の場合は案内業務も入るため顧客とのコミュニケーション頻度が高くなる場合もあります。

ワークライフバランスが取りやすい

ルート配達ドライバーなど、勤務時間が固定されている働き方を選べば、規則正しい生活を送ることができます。

業務委託の軽貨物ドライバーであれば、自分で仕事量を調整したり、働く曜日や時間を比較的自由に決められたりもできるため、プライベートの予定に合わせて柔軟に働けます。

趣味や家族との時間を大切にしたい人にとって、ワークライフバランスを実現しやすい職種でしょう。

配達ドライバーとして働くデメリットとは?

配達ドライバーとして働くデメリットとは?

メリットがある一方で、配達ドライバーの仕事特有のデメリットや大変な面もあります。

働く前に知っておくべき点をまとめました。

収入が不安定な場合がある

特に業務委託契約の宅配ドライバーは、出来高制が多いため、配達個数や地域、季節によって収入が大きく変動します。繁忙期は高収入を得られますが、閑散期や悪天候で荷物量が減ると、思ったように稼げない場合もあるでしょう。

また、車両の維持費やガソリン代などが自己負担となるケースもあるため、それらを経費として差し引いた実質的な収入を考慮する必要があります。

体力的な負担

荷物を運ぶ仕事は、何度も持ち上げたり、階段を上り下りしたりと、肉体労働の側面が強いのも事実です。

特に夏場の暑さや冬場の寒さといった天候に左右されず外で活動するため、体力的な消耗が激しいです。また、長時間にわたる運転や同じ体勢での作業は、腰や肩に負担がかかりやすく、健康管理が非常に重要となります。

軽貨物ドライバーの場合、収入を抑えてもよいのであれば、軽量な荷物を選んで配達することも可能です。

仕事が単調に感じることも

ルート配達ドライバーの場合、毎日決まったルートを走り、決まった顧客への納品や集荷を繰り返すため、変化が少なく単調な作業と感じることがあります。個人宅への宅配でも、基本的には「運転→停車→配達→運転」の繰り返しです。

この単調さから、刺激を求めたり、常に新しい業務に挑戦したいと考える人にとっては、モチベーションの維持が課題となることがあります。

メリットとデメリットの両方を理解した上で

実際にその仕事が自分に合うかを見極めることが大切です。

特に体力的な負担や、業務委託での収入の不安定さに不安があるなら、入社や契約の前に事前の職場見学や体験乗車をしてみることをおすすめします。

現場の雰囲気や具体的な作業の流れを知ることで、「理想」と「現実」のギャップを埋められ、後悔のない選択ができるでしょう。

ドライバー求人専門サイトであるドライバージャーナルでは「職場見学OK」という条件で求人を探すことができます。興味がある方はぜひ確認してみてください。

配達ドライバーに関するよくある質問

配達ドライバーに関するよくある質問
未経験でも配達ドライバーになれますか?

未経験からでも配達ドライバーとして働くことがでる

多くの企業では、研修制度が整っており、必要なスキルを現場で学ぶことができます。

配達ドライバーとして働くために必要な免許は?

車両によるが、普通自動車免許または準中型自動車免許があればOK

基本的には普通自動車免許があれば大丈夫です。企業への宅配便など、BtoBの場合は2tトラック以上を使用する場合があるので、その際は準中型自動車免許が必要になります。
使用する車両と取得年度によっては普通自動車免許で運転できる場合もあるので、詳細は確認するようにしましょう。

配達ドライバーに将来性はありますか?

eコマースの拡大に伴って需要は今後も増加する見込み

配達業務に慣れ、効率的に仕事ができるようになれば、より多くの案件を受けることができ、収入の増加も期待できます。車両サイズUPによる収入増やドライバー経験を活化した業界内キャリアチェンジも可能でしょう。

体力に自信がないのですが、配達ドライバーとして働けますか?

徐々に体を慣らしていければ大丈夫

荷物の積載に体力が必要ではますが、適切な休憩を取りながら働くことで、体力を維持しやすくなります。慣れないうちの最初の苦しさを抜けることができれば、続けられるでしょう。

配達中にお客様とどのようにコミュニケーションを取るべきですか?

お客様とのコミュニケーションは丁寧で礼儀正しく行うことが重要

配達時には、笑顔で挨拶し、必要な情報をしっかりと伝えるようにしましょう。笑顔で明るい声で、という基本的な部分が出来ていれば大丈夫です。

配達ドライバーは多様な働き方が選べる、社会を支える仕事

配達ドライバーは多様な働き方が選べる、社会を支える仕事

配達ドライバーは、特別なスキルがなくても運転免許があれば始められるお仕事です。

安定した収入が得やすいルート配達から、頑張り次第で高収入を目指せる業務委託の宅配まで、働く人のライフスタイルや目的に合わせて多様な選択肢があります。自分らしく働きたい、という要望にも応えられるでしょう。

体力的な負担や、業務委託の場合は収入の不安定さといったデメリットも存在しますが、エンドユーザーからの直接の感謝や現代社会の物流というインフラを支えているという大きなやりがいが魅力です。

後悔のない働き方を選ぶためには、単に条件面を見るだけでなく、事前に職場見学や体験乗車を通じて、現場の雰囲気や作業のリアルを体感し、「自分にとっての理想の働き方」を見極めることが成功の鍵となります。

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