4ナンバーに登録できる車とは?登録条件からメリット・デメリットまでを解説!

自動車のナンバーには用途別に様々な区分がありますが、その中でも「4ナンバー」は主に貨物車として扱われる登録区分を指し示しています。

商用バンや軽トラックだけでなく、一部のワゴン車やレジャー・スポーツ目的の車も、条件を満たせば4ナンバーで登録することが可能です。

そういった4ナンバーに登録できる車には、具体的にどんな種類があるのでしょうか?また、登録条件や税金・保険料といったコスト面でのメリット、反対にデメリットとなってしまう制約にはどのようなものがあるのでしょうか。

本記事では、4ナンバーに登録できる車の種類から登録条件、メリット・デメリットまでをわかりやすく解説していきます。

本記事でわかること

  • 4ナンバー車の意味とは
  • 4ナンバー車の登録条件
  • 4ナンバー車のメリット・デメリット
この記事を書いた人

ドライバージャーナルコラム編集部
配送・旅客ドライバー専門の求人サイトの「ドライバージャーナル」が運営する業界研究コラム「ドライバージャーナルコラム」の編集部です。ドライバー業界で働く際に必要な免許・資格から転職事情までありとあらゆる情報を発信しています。

目次

改めて知っておこう!4ナンバーの意味とは?

4ナンバーとは、貨物運送用の普通自動車のうち、小型車や軽自動車の条件を満たす車両を指します

つまり、モノを運ぶことを目的とした小型貨物車や軽貨物車の分類です。

5・7ナンバー(小型・軽乗用車)との違いは「運ぶ対象がヒトかモノか」で、モノの運搬が目的であれば4ナンバーに登録されます。

なお、同じ分類欄に6ナンバーも記載されますが、4ナンバーが埋まった場合に6ナンバーが割り当てられます。

車にはそれぞれ用途があり、ナンバープレートに記載されている数字からそれが分かります。地名の右隣にある3桁の数字は「分類番号」といい、1桁目が車の用途や種別を表しています。

他のナンバーの意味

1桁目の数字車の用途・種別
1普通貨物車
(貨物の運送に使うもの)
2普通乗合車
(人の運送に使われ、定員が11人以上のもの)
3普通乗用車
(人の運送に使われ、定員が10人以下のもの)
5・7小型乗用車、軽乗用車
(人の運送に使われるもので、小型車または軽自動車の条件を満たすもの)
8特殊用途自動車
9大型特殊自動車
0大型特殊自動車の建設機械

用途によって分類されるナンバー制度を理解することで、自分の車の特性や登録区分をより正確に把握できます。

4ナンバーに登録したい!まずは登録条件を知ろう!

4ナンバーに登録されるには、以下の条件をクリアすることが必要となります。

  1. 荷物積載スペースの床面積が1㎡以上、軽自動車の場合は積載スペースが0.6㎡必要
    • 4ナンバーは物品の運送を目的とするための車です。取得するためには、それ相応の積載スペースが必要となります。
  2. 車両の運転席と貨物スペースに壁や仕切りが必要
    • 軽トラックのように前方の搭乗スペースと区切られ、後方すべてが積載スペースになっている車両だとイメージしやすいです。一般的な乗用車の場合は、搭乗スペースと積載スペースの間に仕切りや壁を設置することで条件をクリアできます。
  3. 積載スペースが乗車スペースよりも広い必要がある
    • トラックのような車両であればそのままの状態で基本的に問題ありません。
      バン等の乗用をかねた車両であっても、積載スペースを半分以上確保する必要があります。
  4. 荷物の積卸口が横80cm、高さ80cm以上ある
    • 4つ目の条件と同じく、4ナンバー車は『荷物の運送』を目的としている車両です。
      荷物の運搬をスムーズに行うために、普通自動車よりも広い積卸口が必要になります。
  5. 車両の高さ4.7m、幅1.7m、高さ2m、排気量2,000cc以下
    • 4ナンバー車に登録できるのはあくまで小型車のため、車両のサイズや排気量の条件が当てはまらない場合は4ナンバー車として登録できません。

今乗っている車でも登録できる?

上記の条件を満たしていれば、構造等変更検査を経て登録可能です!

現在は条件を満たしていない車でも、後部シートを外すなどの改造で登録が可能になることもあります。今乗っている車のスペックと登録条件をよく比較して、改造等が必要になる場合はじっくり考えてみてください。

4ナンバー登録車のメリット

4ナンバーに登録するにあたって必要な条件を見てきました。
続いては、実際に登録した際のメリットをご紹介します!

自動車税が安い

4ナンバー車は、自動車税の計算方法が5ナンバー車(乗用車)と以下のように異なります。

税金の決まり方の違い

4ナンバー車(貨物車)
・最大積載量で基本税額が決まる
・乗車定員が4名を超える場合は、最大積載量と排気量の組み合わせで決定

5ナンバー車(乗用車)
・排気量のみで税額が決まる

両者を比較した時、同じ排気量の車両でも4ナンバーの方が自動車税は安く済ませられるのが特徴です。

自動車税の具体的な計算方法について、詳しく見ていきましょう。

4ナンバー車の自動車税一覧

まずは、乗員定員が4人以上の貨客兼用車の自動車税から見ていきます。

用途最大積載量総排気量営業用自家用
貨客兼用車
(1または4ナンバー)
のうち
乗車定員が4人以上
のもの
1トン以下1リットル以下・電気10,200円13,200円
1リットル超
~1.5リットル以下
11,200円14,300円
1.5リットル超12,800円16,000円
1トン超
~2トン以下
1リットル以下・電気12,700円16,700円
1リットル超
~1.5リットル以下
13,700円17,800円
1.5リットル超15,300円19,500円
2トン超
~3トン以下
1リットル以下・電気15,700円21,200円
1リットル超
~1.5リットル以下
16,700円22,300円
1.5リットル超18,300円24,000円
出典:東京都主税局:自動車税種別割│自動車と税金

引き続き、乗車定員が3人以下の場合の4ナンバー車の自動車税も見ていきましょう。

用途最大積載量営業用自家用
トラック
(1または4ナンバー)
のうち
乗車定員が3人以下のもの
1トン以下6,500円8,000円
1トン超~2トン以下9,000円11,500円
2トン超~3トン以下12,000円16,000円
3トン超~4トン以下15,000円20,500円
4トン超~5トン以下18,500円25,500円
5トン超~6トン以下22,000円30,000円
出典:東京都主税局:自動車税種別割│自動車と税金

最大積載量を少し多めに表の部分に抜粋しました。

4ナンバー車には車両のサイズや排気量の制限はあっても最大積載量の制限はないため、最大積載量が3トンの4ナンバートラックも存在します。


続いて、5ナンバー車の税額表を提示します。5ナンバー車の税額は、毎年4月1日時点の所有者に対して課税されます。

また、初回新規登録の時期(2019年10月1日以降かそれ以前か)によっても税額が異なります。

総排気量2019年9月30日までに初回新規登録された自動車の年税額2019年10月1日以降に初回新規登録された自動車の年税額
1,000cc以下29,500円25,000円
1,000cc超1,500cc以下34,500円30,500円
1,500cc超2,000cc以下39,500円36,000円
2,000cc超2,500cc以下45,000円43,500円
2,500cc超3,000cc以下51,000円50,000円
3,000cc超3,500cc以下58,000円57,000円
3,500cc超4,000cc以下66,500円65,500円
4,000cc超4,500cc以下76,500円75,500円
4,500cc超6,000cc以下88,000円87,000円
6,000cc超111,000円110,000円
出典:東京都主税局:自動車税種別割│自動車と税金

表からも読み取れるとおり、4ナンバー車は、同じ排気量や車両サイズでも、5ナンバー車に比べて自動車税が安くなる場合が多いのが特徴です。

ただし、税額は最大積載量や乗車定員、排気量の組み合わせによって異なるため、購入や登録前に最新の税率表をご確認ください。

自動車重量税が安い

自動車重量税は、軽自動車の場合車両重量にかかわらず定額ですが、普通自動車となると4ナンバー、5ナンバーともに車両の重さによって異なります。

ただ、貨物車である4ナンバーは商用・業務利用が前提のため、政策的に税負担が軽く設定されており、同じ程度の重量の車両だったとしても、4ナンバーの方が自動車重量税も安く済むのが特徴です。

以下は、4ナンバー車に該当する自家用トラックと事業用トラックの自動車重量税(継続検査時・2年分)の一覧を、国土交通省資料の自動車重量税についてから抜粋したものです。

まずは自家用(4ナンバー車)の税額から確認します。

2年自家用
車両総重量エコカー
(本則税率から軽減)
エコカー外
75%減50%減25%減軽減なし
1トン以下1,200円2,500円3,700円6,600円
1トン超~2トン以下2,500円5,000円7,500円13,200円
2トン超~3トン以下3,700円7,500円11,200円19,800円
3トン超~4トン以下5,000円7,500円11,200円24,600円
4トン超~5トン以下6,200円10,000円15,000円32,800円
5トン超~6トン以下7,500円12,500円18,700円41,000円
出典:国土交通省:令和5年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方

続いて、事業用(4ナンバー車)の税額を見ていきましょう。

2年事業用
車両総重量エコカー
(本則税率から軽減)
エコカー外
75%減50%減25%減軽減なし
1トン以下1,200円2,500円3,700円5,200円
1トン超~2トン以下2,500円5,000円7,500円10,400円
2トン超~3トン以下3,700円7,500円11,200円15,600円
3トン超~4トン以下3,700円7,500円11,200円15,600円
4トン超~5トン以下5,000円10,000円15,000円20,800円
5トン超~6トン以下6,200円12,500円18,700円26,000円
出典:国土交通省:令和5年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方

自動車重量税は他にも、軽減税率が適用されるかや経過年数などにより計算が変わってきますので、自分の車ではどの程度かかるのかは、必ずご自身で確認してください。

乗り心地の良さと貨物での使いやすさの両立

4ナンバーに登録できる車は小回りが利く車両が多いので、狭い道や駐車スペースが限られた場所でも便利に動けます。
都市部・地方のどちらでも、無理ない運転ができ、配送や移動に適しています。

もともと乗っていた車を4ナンバーに登録する場合、乗り慣れた車で快適に運転ができます!

4ナンバー登録車のデメリット

4ナンバー登録車のデメリット

これまでメリットを見てきましたが、快適な4ナンバー車にも少なからずデメリットはあります。

毎年車検が必要

4ナンバーの小型貨物自動車の場合は新車登録から2年が過ぎると、毎年車検を受ける必要があります。
4ナンバーの軽自動車の場合は、2回目以降の車検も2年ごとに必要になります。

車検の頻度が高くなり、手間や費用の負担が増える点は4ナンバー車のデメリットと言えるでしょう。

自賠責保険料が高い

4ナンバーの車両は事業用や運搬用としての使用を前提としています。そのため、事故リスクが高いと見なされてしまい、12か月の短期契約となり、若干割高になってしまいます。

4ナンバー登録を計画する際は、頭に入れておきたいポイントです。

ライフスタイルに合わせて4ナンバーに登録しよう!

ライフスタイルに合わせて4ナンバーに登録しよう!

かかる税金が乗用車より安くなる、車検は毎年必要になるなど一長一短な4ナンバー車ですが、条件さえ合えば好きな車種で仕事をできる選択肢が広がるという、素晴らしい一面も持っています。

どのナンバーの車が自分のビジネススタイルに合うか一度考えてみることも必要です。

考えた結果の4ナンバー取得、そして無事取得できた愛車でのお仕事を、ドライバージャーナルは応援しています!
ぜひ一度、軽貨物車でのお仕事を検索してみてください!

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