物流業界とは?業界の仕組み、現状と課題、働く魅力について徹底解剖!

物流業界とは?業界の仕組み、現状と課題、働く魅力をについて徹底解剖!

物流は、買い物や通販などの日常生活はもちろん、製造資材の入手から完成品の配送までの生産活動も支えています。

そんな縁の下の力持ちである物流を動かす物流業界はどのような仕組みなのでしょうか。働き方や仕事の魅力はどのようなものがあるのでしょうか。

本記事では、物流業界の仕組み、現状と課題、働く魅力などについて詳しく解説します。物流業界に興味がある方、就職を考えている就活生、転職を考えている転職者・第二新卒者の方の参考になれば幸いです。

本記事でわかること

  • 物流業界で働く魅力や必要なスキル
  • 物流の仕組みや物流業界の領域と関連企業
  • 物流業界の現状と課題
この記事を書いた人

ドライバージャーナルコラム編集部
配送・旅客ドライバー専門の求人サイトの「ドライバージャーナル」が運営する業界研究コラム「ドライバージャーナルコラム」の編集部です。ドライバー業界で働く際に必要な免許・資格から転職事情までありとあらゆる情報を発信しています。

目次

物流業界の基本的な仕組みについて

物流業界の基本的な仕組み

物流業界の基本的な仕組みとして、物流とは何か、物流が持つ機能や主な領域について、用語の解説を含めて紹介します。

物流とは何か?

物流業界とは何か?


物流とは、日本産業規格(JIS)において以下のように定義されています。

「物資を供給者から需要者へ、時間的及び空間的に移動する過程の活動」

(※JIS「物流-用語」より)

つまり物流とは、必要なものを、必要なタイミングで、必要な場所に届けるまでの一連の流れを指すものといえるでしょう。

物流は、ものをトラックや船・飛行機などで運ぶだけではなく、物流倉庫での保管・梱包・積み込み、それら全体を管理する物流情報システムなど、さまざまな工程から成り立っているのです。

工程や目的によって、調達物流、生産物流、販売物流、回収物流、消費者物流と対象領域を特定して呼ぶこともあります。

物流の6大機能とは?

物流の6大機能とは?

物流とは何か、と聞かれた際、「輸送・配送」や「保管」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実はその他にも大きな機能があり、以下の6つで構成されています。

  • 輸送・配送
  • 保管
  • 荷役
  • 包装・梱包
  • 流通加工
  • 物流情報システム

それぞれの詳細について解説します。

輸送・配送 

輸送・配送は、JIS規格において以下のように定義されています。

輸送

「貨物をトラック、船舶、鉄道車両、航空機、その他の輸送機関によって、ある地点から他の地点へ移動させること」

配送

「貨物を物流拠点から荷受人へ送り届けること」

(※JIS「物流-用語」より)

輸送は生産工場から物流センターに運ぶような長距離の移動配送は物流センターから小売店や個人宅など消費者に届ける短距離の移動というイメージです。

保管

保管とは、JIS規格において以下のように定義されています。

「貨物を一定の場所において、品質、数量の保持など適正な管理の下で、ある期間蔵置すること」

(※JIS「物流-用語」より)

具体例として、消費者の需要に合わせて商品を届けるための一時保管、注文に対応するための在庫管理などが挙げられ、主に物流センターや物流倉庫が保管の役割を担っています。

荷役

荷役とは、JIS規格において以下のように定義されています。

「物流過程における物資の積卸し、運搬、積付け、ピッキング、仕分け、荷ぞろえなどの作業及びこれに付随する作業」

(※JIS「物流-用語」より)

具体的な作業としては、物流センターや倉庫における荷物の入出庫関連の作業全般となります。

荷物の積み込みまたは取り卸し

・運ばれてきた荷物の積み込みや取り卸し
・コンテナへの積み込み(バンニング)
・コンテナへからの取り卸し(デバンニング)

敷地内・建物内での運搬作業

・台車やフォークリフトをなどを用いた構内移動

積み付け・保管作業

・パレットへの積み付け
・所定の保管場所への格納
・保管場所からの取り出し(ピッキング)

出荷準備作業

・必要なものを必要数だけ集める(ピッキング)
・商品や出荷先別に仕分ける
・荷物を一カ所にまとめる(荷揃え)

以上のように、作業範囲が広く工程も多いため物流管理に与える影響が大きい部分です。

包装

包装とは、JIS規格で以下のように定義されています。

「物品の輸送、保管、取引、使用などに当たって、その価値及び状態を維持するために、適切な材料、容器などに物品を収納すること及びそれらを施す技術、又は施した状態」

(※JIS「物流-用語」より)

包装は、商品の保護や品質保持を目的に行われ、その種類は個装・内装・外装の3つに分かれます。

個装

1つづつ包装していくこと

内装

個装されたものをさらに包装すること

外装

内装されたものをダンボールや木箱などで包装すること

包装は、商品の価値を維持し、顧客満足度を高める上で重要な役割を果たします。適切な包装をすることで、商品の安全な輸送を可能にし、顧客の元に高品質な状態で商品を届けられるようになるのです。

流通加工

流通加工とは、JIS規格で以下のように定義されています。

「通過程の倉庫、物流センター、店舗などで商品に加工すること」

(※JIS「物流-用語」より)

商品に付加価値を付けるために行う加工全般のことを指し、小分け包装、値札付け、生鮮食品や繊維品の二次加工、鉄鋼やガラスの裁断、不良品を取り除くための検品なども流通加工の一種です。

具体例としては以下のようなものが挙げられます。

アパレル

タグ付け、ハンガー掛け、セットアップ

日用品

小分け包装、値札付け、ラベル貼り

電子機器

組み立て、小分け包装、セットアップ

食品

生鮮食品のカットや包装、食品セットの作成

流通加工は基本的には物流センターで行われる作業を指しますが、広義では、店舗で行われる加工や二次加工・裁断など、生産工程の一環として工場で行われる加工も含まれます。

物流情報システム

物流情報システムとは、JIS規格で以下のように定義されています。

「物流を対象とした情報システム」(※JIS「物流-用語」より)

主に、在庫の確認、発注の受付、出荷の指示、配送の追跡などの情報をシステムで管理することを指します。

システムの分野として、以下が挙げられます。

  • 物流の各機能を効率化・高度化するための機能分野
  • 受発注から配送、保管から在庫、調達及び改修の業務分野
  • 以上に関連した計画・実施・評価の経営過程の分野
  • 運輸業・倉庫業などの物流事業者と荷主との関連を含めた分野

代表的なシステムとしては以下のようなものがあります。

倉庫管理システム

倉庫内の在庫数や商品の状態などを管理

配送管理システム

配送用の車や配送指示などを管理

輸送管理システム

輸送中の走行距離や加速減などを測定して管理

適切な物流情報システムの導入により、現場の作業効率だけでなく、在庫管理の精度や顧客対応力の向上にもつながります。

物流業界の主な領域

物流業界の主な領域

物流がもつ機能についての説明をしてきましたが、業界の業務領域としてはどのようなものがあるのでしょうか。

何を使ってどのように運ぶか、という観点から主に「陸運」「海運」「空運」「鉄道」「倉庫」に分けられています。

陸運 

陸運とは、トラックやクレーン、トレーラーなどを使用し、一般道や高速道で荷物の輸送を行うことを指します。日常生活でトラックを見る機会が多いため、一番イメージしやすいのではないでしょうか。

機動力が高く、トラックや車でしか通れない道にも対応ができるため、小口配送や時間配送指定などの細かなニーズに対応できる点が陸運のメリットです。

その一方で、他の手段と比べると長距離輸送できない点、トラックの最大量積載や一般道や高速道の重量制限などの問題から大量輸送が難しい点はデメリットといえます。

具体的な職種の例として、トラックや適した車両のドライバーの他、運行管理、営業、事務なども挙げられます。

海運

海運とは、船舶を使用した海上輸送のことです。

日本各地だけでなく海外に輸送することもあり、周囲を海で囲まれている日本にとって、輸出入に欠かせない方法です。日本の貿易量(輸出入合計)の99.6%(2022年、トン数ベース)を海上輸送が占めており、そのうち66.2%の輸送を日本商船隊が担っています。
参照:国土交通省「海事レポート2023

海運のメリットは、低い燃料コストで一度に大量の貨物を輸送できる点でしょう。1回の輸送でコンテナ船は数万トン規模の貨物を運ぶことが可能で、石炭や鉄鉱石、自動車などの大規模貨物輸送に適しています。

デメリットは輸送時間が長いため緊急性が高いものや食品などの輸送に不向きな点です。天候や社会情勢により予定が遅れる恐れもあります。

具体的な職種の例として、航海士などの海上職、事務・営業・技術などの陸上職があります。

空運

空運とは、飛行機を使った航空輸送のことです。一般的には、荷物をハブ空港という中継地点に集め、飛行機で目的地へと運びます。

空運の大きなメリットは、長い距離を短時間で輸送できる点でしょう。生鮮食品や緊急性の高い医薬品・ワクチン、精密機械などの輸送に適しています。

デメリットとしては、輸送コストの高さと大型・重量貨物は制限が多い点です。

空運の形態は以下の3つがあります。

  • フォワーダー:荷主から輸送業務を受託する会社
  • キャリア(航空会社):自社航空機で貨物輸送を行う会社
  • インテグレーター:フォワーダーとキャリアの機能を併せ持ち、空陸一貫輸送が可能な会社

形態により様々な職種があり、パイロット、航空整備士、空港貨物スタッフの他、カスタマーサービス、ルートプランナー、営業職、グラウンドハンドリング、バックオフィス担当などが挙げられます。

鉄道

鉄道は、荷物をコンテナに積み、貨物列車で運ぶことです。

メリットは、日本の鉄道技術により貨物列車で大量の貨物を時間どおりに輸送できる点です。電化された区間であれば二酸化炭素を排出せず、環境に配慮した輸送も行えます。

デメリットは、個別の対応が難しく、顧客の細かなニーズに応えられない点です。旅客車両の一部を利用して輸送頻度を上げる工夫も行っていますが、陸送と比べると輸送スケジュールの柔軟性や個別対応には限界があります。

職種としては、鉄道運転士、保線、電気設備管理などが挙げられます。

倉庫

物流業界における倉庫業務とは、倉庫の商品管理業務を行うことです。別の輸送手段に切り替えるための一時保存、次の目的地に運ぶための管理を行っています。

搬入した荷物の検品や仕分け、荷揃えなどを担当しており、効率良く商品を発送するために大切な領域といえるでしょう。

物流センターや倉庫での作業は幅広く、フォークリフトやクレーン、ラッピングマシン、コンベアなど機械の使用、場合によっては高低差のある場所での作業、大型の荷物を扱うこともあるため、事故に繋がる危険性も高い点に注意が必要です。

物流業界に関わる企業について

物流業界に関わる企業

様々な機能と領域をもつ物流業界に関わる企業にはどのような種類があるのでしょうか。

物流業界で働きたいと考えている方に、就業先の選択肢の参考になるよう、大まかに紹介します。

運送事業者

運送事業者とは、トラックや船舶・航空機などの運送手段を自社保有して、荷主から寄託された物品の輸送を行う事業者を指します。

運送事業者は一般的に、本記事で扱っているモノを運ぶ「貨物自動車運送事業」と人を運ぶ「旅客自動車運送事業」の2つに分けられますが、運ぶものと許可の種類が違うだけで、どちらも運賃を受け取って行われる点は変わりません。

貨物自動車運送事業の具体的な企業名としては、日本通運、ヤマトホールディングス、佐川急便、福山通運、SGホールディングスなどが挙げられます。

倉庫業者

倉庫業者とは、荷主から寄託された物品を倉庫で保管・管理する事業者を指します。

具体的な企業名としては、郵船ロジスティクス、近鉄エクスプレス、三井倉庫ホールディングス、三菱倉庫、上組などが挙げられます。

3PL事業者(サードパーティーロジスティクス事業者)

3PL(サードパーティーロジスティクス)事業者とは、輸送・保管・流通加工などの物流業務や改革提案をはじめとしたマネジメントを一部または全て請け負う事業者を指します。

3PL事業者は以下の2つに分かれています。

アセット型

自社で倉庫や運送車両などの物流資産を保有している

ノンアセット型

外部の物流業者を利用してサービスを提供する

どちらにも利点があるため、荷主が自社にとって適した事業者を選択するかたちです。

具体的な企業名としては、ロジスティード、センコーホールディングス、DGホールディングス、日本通運などが挙げられます。

フォワーダー(貨物利用運送事業者)

フォワーダー(貨物利用運送事業者)とは、自社で輸送手段を持たず、船舶・航空機・トラック・JRなどを利用し、荷主と直接契約して貨物輸送を行う事業者を指します。

主に国際物流において重要な役割を担っており、貨物の輸出入に関する通関業務や必要書類の作成も含まれているため、国際貿易を行う企業にとって欠かせない事業者といえるでしょう。

具体的な企業名としては、日本通運、郵船ロジスティクス、近鉄エクスプレス、西日本鉄道などが挙げられます。

システム企業・マテハン(マテリアルハンドリング)企業

物流工程の一部に対してシステムやロボットを開発し、それらを物流業界に関わる企業に販売している企業をシステム企業・マテハン企業と呼びます。

システム企業

システム企業はソフトウェア開発やITシステムの設計・構築・運用を専門とする企業で、主に以下の業務を担っています。

システム開発

企業向け業務管理システム、Webアプリケーション、モバイルアプリなどの開発

システムインテグレーション

クライアントの課題解決に向け、要件定義から設計・テスト・運用まで一貫して請け負う

エンジニアリングサービス

技術者を派遣し、クライアントのシステム開発や保守を支援する

マテハン(マテリアルハンドリング)企業

マテハン企業は、物流現場における資材や製品の「運搬・保管・仕分け」を効率化する機器・システムを提供する企業で、提供する機器やシステムには以下のようなものがあります。

提供する機器・システム
  • 自動倉庫、コンベア、AGV(自動搬送車)、仕分けロボット
  • WMS(倉庫管理システム)やWCS(制御システム)との連携による自動化

国土交通省がスマートロジスティクスを推進していることもあり、需要が高まっている企業といえるでしょう。

荷主企業

荷主企業とは、物流や輸送の過程で商品や原材料の輸送を依頼する企業を指します。

商品の所有権を持つ企業や個人であり、運送や保管の依頼主として、目的に適した事業者に依頼を出す側です。

荷主は、製造業、流通業、卸売業、小売業など、さまざまな業種に存在し、物流プロセスにおいて重要な役割を果たしています。

コンサルティング企業

物流業界のコンサルティング企業とは、物流事業・倉庫事業者・荷主企業に対して課題解決に向けたサービスを提供している企業を指します。

具体的な支援としては、物流戦略の策定・業務効率化・コスト削減・DX(デジタルトランスフォーメーション)導入などとなります。

具体的な企業名としては、船井総研ロジ、丸紅ロジスティクス、NX総合研究所などが挙げられます。

物流業界の現状と課題について

物流業界の現状と課題

物流の機能や業界の領域、関わりのある事業者を見てきました。様々な選択肢があり、物流業界に興味を深めた方も多いのではないでしょうか。

ここで、物流業界の現状と直面している課題についても触れていきます。

EC市場の拡大とコロナによる物流需要の増加

新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり需要によりEC市場の市場規模が急拡大し、2020年度の宅配便取扱個数は前年比で約10%~20%増加しました。

その後もEC需要は持続し、コロナが落ち着いた2023年度(令和5年度)においても取扱個数は50億733万個と前年度比145万個(約0.3%)増加し、50億個の大台を維持する右肩上がりの傾向が続いています。
参照:国土交通省|報道資料 

その反面、小口発送特有の多頻度配送や時間指定配送が増加し、ドライバーの負担になっているのも事実です。

こうした状況に対応するため、自動化やデータの分析を通して業務効率化を図り、EC市場の成長持続と労働環境改善の両立が求められています。

慢性的な人手不足

物流業界では需要が高まる一方、深刻な人手不足に悩まされてもいます。労働環境の課題やドライバーの高齢化、若年層の就業者減少など、様々な要因が重なっているのです。

人手不足に加え、2024年4月から施行された時間外労働の上限規制によって現場への負担増も問題となっています。この規制は労働環境改善を目的としたものですが、人材確保が難しい状況では、物流サービスの持続可能性に影響を与える恐れがあるのです。

上記のような状況を受けて、国が主導して業界全体で以下のような対策を行い、人材確保と労働環境改善を進めている最中です。

DX化の推進

AIを活用した配送ルート最適化や自動倉庫システム導入による業務負担軽減

労働環境の改善

積載・荷待ち時間の削減や休憩時間の確保を通しての働き方改革

多様な人材確保

女性や若年層、高齢者等の積極的な採用と職場環境整備

特に注目されるのは物流DXの推進でしょう。デジタル技術を活用した業務の簡素化・汎用化により、従来の労働力に依存しない持続可能な物流体制を構築することが望まれています。

求められるスマートロジスティクス

スマートロジスティクスとは、IoTやAIといった最新技術を駆使し、物流プロセス全体を効率化・最適化する取り組みです。

物流業界は手作業や紙ベースでの管理がまだ根強く、デジタル化の遅れが課題となっています。

EC需要の急拡大やグローバル化でサプライチェーンが複雑化する中、従来のアナログ作業だけでは対応が追い付かないことも多く、需要拡大やサプライチェーンの拡大に対応するためにも、ITを活用した効率化・物流拠点の自動化が大手企業を中心に進められています。

効率化・自動化が進めば、スタッフの負担軽減やコスト削減にもつながるため、労働環境の改善策としても適しています。

導入には大きな費用が掛かるため導入に及び腰になっている企業も多いですが、国や自治体の補助金もあるため、段階的な導入が今後のカギとなるでしょう。

物流業界で働く魅力・やりがいについて

物流業界で働く魅力とやりがい

物流業界は課題がありつつも、安定した需要があり、今後IT化が進められていく変化のある業界です。そんな物流業界で働く魅力・やりがいにはどのようなものがあるのでしょうか。

社会インフラを支える重要な仕事

日々の生活と生産活動は、膨大な量の物資が、必要な場所に必要とされるタイミングで輸送されることで維持されています。物流は、豊かな生活や産業の競争力はもちろん、地方創生を支える重要な社会インフラといえるでしょう。

自分がその重要な役割の一端を担っているという貢献感は、大きなやりがいではないでしょうか。

「日常生活を維持する上で必要不可欠な仕事に従事する人」をエッセンシャルワーカーといい、医療・福祉・教育・公共サービスに並び、物流業に従事する人もここに含まれています。

安定した需要

EC市場の成長や物流のグローバル化の流れを受けて、今後も安定した需要が見込まれています。生活に必要不可欠な社会インフラでもあるため、需要が落ち着くことはあってもなくなることはないでしょう。

業界として大変安定しており、長期的に働けるという安心感は魅力といえます。

幅広い仕事内容とキャリアパスがある

物流業界の領域関連企業の項目でも軽く触れましたが、ドライバー(鉄道運転士・操縦士)、運行管理、倉庫内作業、倉庫管理、営業、事務(人事・総務含む)、コンサルティング、貿易、システム開発など様々な職種があります。

業界内で多様なキャリア選択ができることはもちろん、講習の受講や運転免許の所持、適性があれば未経験からでもできる仕事が多い点も魅力といえるでしょう。

ドライバージャーナルでは「未経験者・初心者歓迎」という検索が可能です。陸送と倉庫業が多いですが、運送業界に興味がある方はぜひ検索してみてください。

グローバルな舞台で活躍できる

サプライチェーンのグローバル化、EC市場の拡大もあり、国際貿易に関わってグローバルな活躍が可能です。

海運・空運・フォワーダーなどの選択肢があり、運搬の現場で働くことも、営業や文書作成などバックオフィスで働くこともでき、領域・職種ともに選択肢が広い点も魅力です。

世界各地域の事業者と連携するため、言語はもちろんその国の文化・習慣をしっかり理解する必要がある点で苦労するかもしれませんが、ダイナミックに仕事をして国際的なビジネスの発展に貢献することができる点は、大きなやりがいといえるのではないでしょうか。

最新技術に関わることができる

物流業界はDX化を推進しており、AI、IoT、自動運転などテクノロジーの進化が著しい分野です。現状でも、ドローン配送や自動倉庫など、最新技術を活用した新しい物流システムが次々と実用化されています。

このような技術革新の波に乗り、新しい物流のあり方を創造していく面白さがある点は魅力といえるでしょう。

開発側ではなく現場にいたとしても、「必要は発明の母」という言葉があるように、現場で働いている側の気づきから新しいシステム開発に貢献できる可能性や、単純に新しい技術に触れられるという楽しみもあります。 

物流業界で活躍するためにおすすめなスキル

物流業界で活躍するためにおすすめなスキル

業界で活躍するための持っておくと便利な資格やスキルはどのようなものがあるのでしょうか。厳選して4つ紹介します。

運送に関係する免許や資格

業界で活躍する上で持っておくと便利なものの一つは、運転免許や仕事に関係する資格類です。

具体的な例としては以下のようなものがあります。

  • 運転免許|準中型免許、中型免許、大型免許
  • 運行管理者
  • フォークリフト運転技能講習|特別教育
  • 乙種第4類危険物取扱者(乙4)

これらの免許・資格を取得することで、運転できる車両や取り扱える製品の幅が広がり、仕事の選択肢が広がります

事前取得が難しい新卒者や第二新卒者、全くの別の業界にいた方にとっても、入社後にこれらの資格を取得できる機会が多くあります。企業によっては、資格取得のための支援制度を設けている場合もあるため、事前に必ず取得しておかなければならないわけではありません

資格取得に対する意欲を示すことは、採用担当者にとっても好印象を与える要素となるため、物流業界でキャリアを築くなら、特に陸運や倉庫業に興味があるのなら取得を検討するとよいでしょう。

ドライバージャーナルでは「資格取得サポート」という検索が可能です。陸運と倉庫業が多いですが、興味がある方はぜひ検索してみてください。

コミュニケーション能力

物流業界では、顧客、サプライヤー、倉庫業者、運送業者、情報システム担当者など、社内外の様々な関係者との連携が必要になります。

関係部署とのスムーズな連携や問題解決のための協力、顧客との関係構築など、物流業界ではコミュニケーション能力が業務の効率化や顧客満足度の向上に影響するのです。

必要最低限のコミュニケーションのみで済む場合もありますが、業務を円滑に進め、自分に必要な情報を仕入れるためにも、コミュニケーション能力は重視した方がよいでしょう。

コミュニケーションが苦手だとしても、きちんと挨拶する・挨拶を返す、返事をするなどの基本的なこと、相手の立場に立って考える時間を取るように努力することができればまずは大丈夫です。

PCスキルやデジタル知識

物流業界は現在、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進行中であり、PCスキルやデジタル知識がますます重要視されています。

具体例としては、在庫管理や配送状況の「見える化」です。

配送状況や在庫データの管理がデジタル化され、リアルタイムでの情報把握ができるようになりました。要予測や人員配置の最適化が可能となり、業務全体のスピードと正確性向上が期待されています。

データ分析の知識がある人材は、こうした高度な業務において一層重宝されるでしょう。

また、デジタル技術の導入により、基本的なPCスキルに加え、データ分析やシステムの運用に関する知識が求められます。

従来のアナログ業務からシステム化が進む中、PCやWEBシステムの操作に関する知識を持っておくことは、キャリアを築く上での大きなアドバンテージとなるでしょう。

外国語や貿易に関する知識・スキル

物流業界では、サプライチェーンのグローバル化が進む中で、国際貿易に関わる仕事が増加しています。

貿易に関係する書類の作成はもちろん、海外の取引先とのコミュニケーションにおいても、英語を使ったやりとりが必須となります。輸出入の手続きや関連するルールについて理解するために、貿易に関する専門知識も必要です。

海運や空運、フォワーダーなどの貿易関連の職種に興味があるなら、英語をはじめとする外国語能力・貿易に関する知識を身につけておくとキャリアを築く上でのアドバンテージになるでしょう。

物流業界に向いている人の特徴

物流業界に向いている人

物流業界に向いている人とはどのような人でしょうか。物流業界に向いている人の特徴について4つのポイントに絞って紹介します。

責任感を持って仕事に取り組める人

物流業界に向いている人の特徴の一つに、「責任感を持って仕事に取り組める人」が挙げられます。

顧客の商品を預かり、期日通りに届けるという基本的な責任感は、どの物流分野においても重要です。

また、在庫管理、受発注処理、書類作成など、正確さが求められる業務も多く、ミスは顧客からの信頼失墜やコスト増に繋がる可能性もあるため、責任感をもって仕事をする姿勢が重要となります。

新しい技術に興味があり変化に適応できる人

物流業界に向いている人の特徴の一つに、「新しい技術に興味があり、変化に対応できる人」が挙げられます。

物流業界は、AI・IoT・自動化などの技術革新、ECの拡大・グローバル化による市場の変化、環境問題への意識の高まり・法規制の変更などの社会情勢に影響を受けやすい業界です。

新しい技術を積極的に学び、「もっとこうすれば良くなる」と考えて行動できる方に向いている環境といえるでしょう。

安全を意識して行動できる人

物流業界に向いている人の特徴の一つに、「安全を意識して行動できる人」が挙げられます。

商品を適切に、期日通りに届けることは重要ですが、その過程における事故やトラブルは、関係者全体に大きな影響を与えます。

企業の信頼が失われるだけでなく、最悪の場合には人命にも関わる深刻な問題に繋がりかねません。したがって、交通ルールや社内規定、作業手順を遵守し、常に安全第一で行動することが求められます。

顧客からの信頼を得るため、ともに働く仲間の安全のため、多くの人を巻き込まないため、安全を意識して行動することは重要なのです。

体を動かすことが好きな人

物流業界に向いている人の特徴の一つに、「体を動かすことが好きな人」が挙げられます。

特にドライバー職や倉庫内作業など、体を動かす業務が多いことがこの業界の特徴です。荷物の積み下ろしや長時間の運転など、体力が必要となる場面が多く、体を動かすことに苦手意識がない人が向いています。

健康維持に気を配れる人も重要です。体を動かす仕事は肉体的な負担が大きいため、日常的に運動を取り入れたり、バランスの取れた食事を心がけたりすることも必要になります。

事務などのバックオフィス関連の業務であれば問題ありませんが、長く務めるための健康維持を目的に、軽い運動やバランスの取れた食事を心がけてみるとよいのではないでしょうか。

運送業界の中でも未経験でスタートしやすいのは陸運や倉庫業

物流業界の中でも未経験からスタートしやすいのは陸送と倉庫業

本記事で解説してきた通り、物流業界には様々な分野や職域があり多様な会社が関わっています。

物流業界は、社会インフラを支える重要な仕事というやりがいがあり、多様なキャリアパスもある業界です。就業先の選択肢が多く未経験でもスタートしやすいのは陸運や倉庫業ですが、業界全体の需要の拡大もあり、システム開発の専門職でないのなら、未経験からの挑戦を歓迎している企業も多くあります。

異業種からの転職はもちろん、新卒者や第二新卒者でもチャレンジしやすい環境なので、興味をお持ちの方は気になる企業や職種の求人を探してみはいかがでしょうか。

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