【2025年最新】大型トラックドライバーの平均年収は492万円!最新の政府統計データと年収を上げる方法

【2025年最新】大型トラックドライバーの平均年収は492万円!最新の政府統計データと年収を上げる方法

運送業界の人手不足が叫ばれる中、安定した収入を得られる職種として大型トラックドライバーに注目が集まっています。

「実際どれくらいの年収になるの?」「今より年収あがるならちょっと興味がある」など、得られる金額によっては転職を考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

先に金額をお伝えしておくと、令和6年賃金構造基本統計調査(厚生労働省|2025年3月公開)によれば、大型トラックドライバー(営業用大型貨物車のみ)の平均年収はおよそ492万円でした。
※令和6年賃金構造基本統計調査の内、職種別の統計表から営業用大型貨物車の賃金をもとに平均年収を算出

この記事では、大型トラックドライバーの平均年収・月収、年収額はどのように決まるのか、年収を向上させる具体的な方法について詳しく解説します。大型トラックドライバーとして働くメリット・デメリットについても触れるので、大型トラックドライバーに興味がある方、転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

ドライバージャーナルコラム編集部
配送・旅客ドライバー専門の求人サイトの「ドライバージャーナル」が運営する業界研究コラム「ドライバージャーナルコラム」の編集部です。ドライバー業界で働く際に必要な免許・資格から転職事情までありとあらゆる情報を発信しています。

目次

大型トラックドライバーの年収の実態

大型トラックドライバーの年収の実態

大型トラックドライバーの平均年収・平均月収の紹介、会社規模や経験年数による年収の違いなどについて解説します。

平均年収と平均月収(統計データ)

大型トラックドライバーの平均年収と平均月収

働いている企業や地域、運んでいる物や配送する時間帯によって変動があることは前提として、大型トラックドライバーの平均年収と平均月収はどの程度なのでしょうか。

最新の政府統計データから平均年収・平均月収を確認してみましょう。

令和6年賃金構造基本統計調査(厚生労働省|2025年3月公開)によれば、大型トラックドライバー(営業用大型貨物車運転車のみ)の平均年収は4,919,300円、平均月収は377,400円でした。 

この調査は令和6年7月に、令和6年6月分の賃金等(賞与、期末手当等特別給与額については原則として令和5年1月から令和5年12月までの1年間)について調査したものです。

本記事で取り扱う平均年収は、令和6年賃金構造基本統計調査のうち、職種別の統計表から該当職種の月収や賞与・各種手当・超過労働給与をもとに算出した数字です。

以上の金額は営業用大型貨物車のみとなっており、建設会社が自社で持っている大型トラックや自社製品を配送する自社の大型トラックなどの自家用大型トラックドライバーの給与は入っていない点に留意してください。

運送会社の規模による年収の違い

運送会社の規模による年収の違い

大型トラックドライバーの年収は、運送会社の規模によっても差が出るのでしょうか。

結論から言えば、会社規模による年収差はあります

賃金構造基本統計調査では、企業規模(就業者数)別の賃金もまとめられており、企業規模による大型トラックドライバー(営業用大型貨物車運転車のみ)の収入の違いをおおまかに確認することができます。

企業規模|人数平均年収平均月収
10人~99人4,740,800円369,500円
100人~999人5,159,500円391,800円
1,000人以上5,297,200円386,600円
参照:「令和6年賃金構造基本統計調査」厚生労働省

企業規模10人〜99人と100人以上で大きな差があり、100人〜999人と1,000人以上の差はあまり大きくないという結果でした。

100人〜999人と1,000人以上の差で気になるのは、平均月収は100人〜999人の方が多く、平均年収は1,000人以上の方が多い点です。要因として考えられるのは、1,000人以上の企業の方が賞与や特別給与額などの待遇面が充実していることが多いためでしょう。

以上の数字から、企業規模が大きい方が収入が多くなりやすいと言えます。

大型トラックドライバー経験年数による年収の違い

一般的に、経験年数が長くなるほど収入が増えます。大型トラックドライバーも同様に経験年数による年収の差がありました。

令和6年賃金構造基本統計調査(厚生労働省|2025年3月公開)を確認してみたところ、平均的に高い年収だったのが経験年数5年以上の40際~50歳前後という結果でした。

ただし、経験年数による基本給の差はありつつも、最終的な収入は歩合や手当、賞与やその他特別手当、企業規模による影響も大きいようです。

そのため、年収増を目指すなら企業規模も気にしないといけません。

賞与や特別手当の額が年収に大きな影響を与えるとなると、規模の大きな企業で経験を重ねた場合と規模の小さい企業で経験を重ねた場合では、同じ経験年数でも収入に差が出てしまうためです。

大型トラックドライバー以外との収入差

大型トラックドライバー以外との年収差

大型トラックドライバーはドライバー職種の中でも高収入というイメージがありますが、実際に他ドライバー職種との収入を比較するとどの程度差があるのでしょうか。

日本標準職業分類による類似職種から、以下の4つを比較対象にあげます。

  • 大型トラック以外のトラックドライバー(営業用貨物自動車運転者|大型車を除く)
  • 自家用トラックドライバー(自家用貨物自動車運転者)
  • その他車両ドライバー(その他の自動車運転従事者|バス・乗用自動車・貨物自動車以外)
  • バス運転手

大型トラックドライバーとそれぞれの平均年収と平均月収を、令和6年賃金構造基本統計調査で確認してみたところ、以下のような差がありました。

職種平均年収平均月収
営業用大型貨物車運転車4,919,300円377,400円
営業用貨物自動車運転者
(大型車を除く)
4,370,700円330,400円
自家用貨物自動車運転者4,465,700円327,600円
その他の自動車運転従事者
(バス・乗用自動車・貨物自動車以外|清掃車・レッカー車・散水車など)
4,637,600円345,000円
バス運転車4,611,300円330,000円
参照:「令和6年賃金構造基本統計調査」厚生労働省

集計の際の車両区分、走行距離・拘束時間など働き方に違いがあるため一律での比較はできませんが、ドライバー職種のなかでは、大型トラックドライバーの収入が最も高いという結果となりました。

ドライバーで高収入を求めるのであればまずは大型トラックドライバーを目指すのが良いと言えるでしょう。

2022年データなので参考値になりますが、トラックドライバー全体の平均年収に触れている記事もあるので、金額差を確認したい方は合わせてご確認ください。

2025年最新の大型トラックドライバー求人募集情報

統計上のデータは分かったけれど「実際どうなの?」という方は、3万件程度の案件が掲載されているドライバージャーナルで実際の募集を確認してみてはいかがでしょうか。

今現在どのエリアでどんな求人情報が掲載されているかを確認できるのはもちろん、収入、車両サイズ、運搬物、免許などでの絞り込みも可能です。

求人情報の給与表記を見る際は、個人によって変動のある手当や残業代・歩合額は入っていない点に留意しましょう。月給を単純に12倍して年収を想定すると「思ったより低い」と感じてします場合があります。

様々な絞り込み条件で検索ができ、掲載案件も随時更新されるため、最新の情報を確認したい場合にぜひご活用ください。

大型トラックドライバーの年収が決まる要素

大型トラックドライバーの年収が決まる要素

大型トラックドライバーの年収の実態について確認してきましたが、その金額はどのような要素によって決まるのでしょうか。以下で詳しく解説します。

運転するトラックの種類と免許

トラックドライバーの年収は、運転するトラックの種類、運転や装備の操作に必要な免許・資格によって変動します。

トラックの種類

・大型トラック
・トレーラー車
・タンクローリー車
・クレーン車

運転するトラックの種類によっても給与が変動します。

特に、けん引免許が必要で積載量の多いトレーラー車や、危険物の輸送に関わるタンクローリー車は、特別な資格や技術が求められる分、給与水準が高くなる傾向が強いです。

免許や資格

・大型自動車運転免許
・けん引免許
・危険物取扱者
・高圧ガス移動監視者
・毒物劇物取扱責任者
・移動式クレーン資格(免許)
・玉掛け資格
・フォークリフト
・運行管理者

免許が必要な車両は、運転や操作のために技術が必要であり危険度も高いという意味で給与が高くなります。基本給を高く設定するのか資格手当として支給するのかは企業によるでしょう。

特にけん引免許、危険物取扱者、高圧ガス移動監視者は収入増につながりやすいです。

走行距離の違い

トラックドライバーの年収は走行距離の違いによっても差が出ます。

一般的には、距離が長くなればなるほど年収が高くなります。

長距離での輸送だと拘束時間が長く業務負担が大きいため、それに見合う対価として基本給が高く設定されているのです。走行距離に応じた基本給の他、距離に応じた手当、宿泊手当、深夜手当、歩合などが支給されることも年収が増える要因です。

また、長距離の場合、輸送単価が高めに設定されている場合もあります。輸送単価は直接的な収入増につながるわけではありませんが、企業の収入が増えることで、賞与や手当などの増額を期待できます。

企業ごとの年収の違い

トラックドライバーの年収は、企業の規模によっても変動します。

前の章の運送会社の規模による年収の違いでも触れた通り、会社規模が大きい方が年収が高くなる傾向があります。

会社規模が大きいほど、安定した基盤があり福利厚生も充実している場合が多いのです。

安定した顧客基盤があれば高い運送単価で仕事を受注しやすく、ドライバーの給与に反映させる余裕も生まれます。また、賞与や各種手当、昇給制度も整備されていることが多く、長期的に収入が安定しやすいのです。

各種手当の影響

毎月固定または条件を満たした際に支給される様々な手当も年収に大きく影響します。

例として以下のような手当があげられます。

  • 長距離手当
  • 深夜手当
  • 残業手当
  • 特殊作業手当
  • 資格手当
  • 歩合
  • 無事故手当
  • 役職手当
  • 家族手当

以上の手当以外にも様々な手当あり、独自の手当を設けている企業もあります。手当の金額にもよりますが、まとまった額が毎月プラスされるか否かは年収に大きく影響します。

大型トラックドライバーの年収を上げる方法

大型トラックドライバーの年収を上げる方法

大型トラックドライバーの年収を上げるための具体的な方法を5つ紹介します。

  • 長距離・深夜便を選んで年収アップを狙う
  • 手当をフル活用する
  • 免許や資格を取得して高単価案件に挑戦する
  • 割増率が適用される貨物(速達や危険物)を運ぶ
  • より待遇の良い運送会社に転職する

詳細については以下で説明しますので、大型トラックドライバーで働き年収を上げたい方は参考にしてみてください。

長距離・深夜便を選んで年収アップを狙う

長距離は距離に応じた歩合や手当がつくことが多く、深夜便は割増賃金が適用されるため年収増が狙えます。

年収が決まる要素の走行距離の違いで説明した通り、長距離運行の場合は基本給が高くなりやすく、距離による手当も付きやすいです。

また、時間外労働や休日労働、深夜労働(22:00~翌5:00)は25%以上の割増賃金が支払われ、時間外労働が月60時間を超える場合は50%以上の割増賃金が支払われます。
参照:労働基準法第37条|e-Gov 法令検索

これらが適用になりやすいルートが長距離・深夜便なのです。

ただし、歩合や手当の有無、企業の定める運賃が大きくかかわってくるため、長距離が必ず稼げるわけではない点には注意が必要なため、事前に確認するようにしましょう。

手当をフル活用する

基本給の向上だけでなく、会社から支給される各種手当を最大限に活用することで年収増が狙えます。

手当とは、あなたの頑張りやライフスタイルに応じて支給されるプラスαの収入なので、利用できる手当が多ければその分年収はプラスになります。活用せずに見過ごしてしまうのは大変勿体ないです。

事前にどういう手当があるのか、その手当を受けるための条件は何か、しっかり確認することをおすすめします。

  • 通勤手当は全額なのか規定内なのか
  • 賃貸1人暮らしでも手当は出るのか
  • 距離による手当はあるのか
  • 運搬物による手当はあるのか
  • 資格手当や取得支援はあるのか

など、考えられる点が多くあるはずです。

まずは自社の手当を改めて確認し、申請できるものはあるか、今後活用できそうなものはあるか検討すると良いでしょう。

免許や資格を取得して高単価案件に挑戦する

大型免許以外の免許や資格を取得すること高単価案件に挑戦できるようになり、年収増が狙えます。

企業勤めの場合、輸送単価は直接的な収入増につながるわけではありません。ですが企業の収入が増えることで、賞与や手当などの増額を期待できます。

高単価案件の例としては、けん引免許を取得してトレーラー車の運転、危険物取扱者や高圧ガス移動監視者を取得してタンクローリー車での危険物の運搬などがあげられます。

貨物としては、産業用機器や電子機器、医薬品やバイオ製品、建設用超重量機材などが高単価になりやすいです。

車両の運転とは別に、フォークリフト免許を取得すれば荷役作業を含む業務が可能になり、基本給や手当のアップが見込めるでしょう。積み込みにかかる時間によっては単価があがる場合もあります。

割増率が適用される案件(速達・特殊車両・休日・深夜)を受ける

特定の条件を満たす際、企業は通常の運賃に割増率を適用することができます。

以下のような条件で配送する企業を探し、割増が適用される案件を積極的に受けることで年収増が狙えます。

割増率も輸送単価同様、直接的な収入増につながるわけではありませんが、企業の収入が増えることによる賞与や手当などの増額を期待できます。

速達割増

・通常想定される配達予定日時よりも早く配達を希望した場合
・有料道路の利用が認められない場合

特殊車両割増

・冷蔵冷凍庫車
・海上コンテナ輸送車
・セメントバルク車
・ダンプ車
・ミキサー車
・タンク車|石油製品・化成品・高圧ガス

休日割増

日曜、祝祭日に運送した距離に限る

深夜・早朝割増

22:00~翌5:00までに運送した距離に限る

企業の定める特定品目

企業により異なるが、一例として、精密機械や危険物、大きさや重量、路面状況などがあげられる

参考|一般貨物自動車運送事業に係る標準的な運賃(令和6年3月告示

割増率や適用条件は企業によって異なる場合があるため、事前にしっかり確認しましょう。

また、休日運行や深夜・早朝運行は別途手当が支給されることも多いので、手当の有無も確認しておくと良いでしょう。

より待遇の良い運送会社に転職する

福利厚生や基本給の水準が高く、資格取得支援制度を利用しやすい企業を探して転職することで年収増が狙えます。

これまでも話題にしてきた通り、企業規模が大きくなるほど手当や福利厚生などの待遇が充実している場合が多いです。募集内容や採用ページに待遇に関する記載が少ないけれど企業自体に興味がある場合は、電話をして確認すると良いでしょう。

また、タイミングさえ合えばその企業が出展している合同企業説明会へ参加するのもおすすめです。採用担当者から直接話を聞く機会を得られるので疑問の解消はもちろん面接にもつながりやすいという利点があります。

運送業界は慢性的な人手不足であり、充足している企業でも売り上げ拡大のために更に人材を必要としています。そんな中、大型トラックドライバーの実務経験がある人からの応募を喜ぶ企業は多いはずです。

大型トラックドライバーとして働くメリット・デメリット

大型トラックドライバーとして働くメリット・デメリット

大型トラックドライバーとして働くメリットとデメリット、長く続けるための対策について紹介します。

大型トラックドライバーへの転職を考えている方、中型トラックから大型トラックへのステップアップを考えている方は参考にしてみてください。

大型トラックドライバーとして働くメリット

大型ドライバーとして働くメリットとしてはどのようなものがあるでしょうか。3つに絞って紹介します。

高収入

最初の章で紹介した通り、大型トラックドライバーはドライバー関連職種の中でも高収入を得やすい職種です。長距離や深夜便に対応できるなら更に上の収入も狙えます。

ドライバーとして高収入を目指すなら、大型トラックドライバーはまず検討すべき選択肢と言えるでしょう。

手に職が付く

大型トラックの運転技能・車両知識が身に付きます。

付随して、クレーンやウインチ(巻き上げ機)、玉掛け、けん引、危険物取扱者などの資格を取得することで、更に専門的な技術と知識が身に付けられるでしょう。

これらの技術や知識は運輸業だけでなく、土木建設業、整備業、倉庫業、危険物を取り扱う業界など、別の業界に転職をする際にも有利に働きます。

需要が安定している

物流、特に大量の貨物を運搬する大型トラックドライバーは日本のインフラ、経済を支えています

何を作るにしても素材が届かなければ製造できないし、製造した製品が届かなければ販売できないため、需要がなくなることはまずないと言えるでしょう。

大型トラックドライバーは経済を支える重要な仕事なので、需要がなくなることはまずないと言えます。その上で、専門的な技術と知識を身に付けられ、安定して高い収入を長期的に得られる点は働く上でのメリットでしょう。

大型トラックドライバーとして働くデメリット

大型ドライバーとして働くデメリットとしてはどのようなものがあるでしょうか。3つに絞って紹介します。

長時間労働

大型トラックドライバーは拘束時間が長くなる傾向があります。

配送スケジュールの問題もありますが、積み込みや待機時間、交通状況など外部からの影響も大きいため、ある程度覚悟しておく必要があるでしょう。

特に長距離ドライバ―になると泊り運行もでてくるため、それが合わないなら目標とする収入を少し落として近距離や中距離配送をするなどの対策が必要です。

体力的負担

長時間の運転は体力的にも精神的にも負担がかかります。

運転に自信のない方や長時間座っていることが苦手な人には辛く感じられるかもしれません。

また、手積み手降ろしが必要な案件の場合は力仕事になるため、そういった業務に慣れていな方には厳しい部分もあるでしょう。

事故リスク

大型トラックの運転は他の車両より難易度が高いです。

車両の大きさや重量、死角の多さ、制動距離の長さなど、小型の車両に比べて事故に遭う確率が高く、事故をおこした際の被害も大きくなりやすい点には注意が必要でしょう。

大型トラックの運転には技術が必要で、同じくらい安全運転に対する意識や注意力も必要です。それを長時間求められるため、体力的にも精神的に負担がある点は働く上でのデメリットと言えるでしょう。

大型トラックドライバーとして長く続けるために必要な対策

働く上でのメリットとデメリットを踏まえ、長く続けるためにできることは何かあるでしょうか。

身体的・精神的な健康管理

トラックドライバーは体が資本です。そのため、身体的・精神的な健康維持は大変重要になります。

運動不足を防ぐための適度な運動、運転中の安全に繋がる質の高い睡眠、運転中や休憩中に行える疲労対策(アイマスクや耳栓)、自分に合ったストレスの解消法探しなどを実施することをおすすめします。

まずは簡単な運動やバランスの良い食事から手を付けると良いでしょう。

安全運転の徹底

法律の遵守して制限速度を守る、十分な車間距離を保つなどの基本的な安全運転を徹底しましょう。

運転中は自分一人の時間なのである程度自由に過ごせますが、注意力が散漫になってしまわないように注意が必要です。

また、「どうせ大丈夫だろう」と考えずに日常的な車両点検をしっかり行い、車両トラブルによる事故を防ぎましょう。

円滑なコミュニケーション

会社の同僚はもちろん取引先の担当者とも円滑なコミュニケーションを心掛けるようにしましょう。

必要以上に親しくする必要はありませんが、情報共有ができる関係構築は重要です。

運行管理者や同僚との情報共有で会社の制度を利用しやすくしたり、取引先から最新の情報を仕入れることができたり、働きやすさの向上に直結します。

トラックドライバーは体が資本です。そのため、心身ともに健康であること、事故に遭わないように安全な運行を行うこと、自分のためになる情報を仕入れるために円滑なコミュニケーションをとることが重要となるでしょう。

Q&A|大型トラックドライバーに関するよくある質問

大型トラックドライバーに関するよくある質問をまとめました。

大型トラックドライバーはきついって聞くけど本当?

生活リズムに慣れることができればその限りではない

長時間の運転、長い拘束時間、泊り運行、会社の社風や同僚などが合わないならきついと感じられるでしょう。また、手積み手降ろしが多い配送は体力的に大変な面もあります。

ただし、一人の時間が好き、長時間の運転も苦ではない、夜勤など時間のずれに慣れている、という方ならそれほどきつく感じないかもしれません。

大型トラックドライバーで年収1,000万円は可能?

基本的には難しい 

貨物自動車運送事業で高い年収となると、有名な大手運送会社でも700万円~800万円程度となります。

もしも運輸業で年収1,000万円をめざすなら海運業への転職を検討した方が良いでしょう。

大型トラックドライバーの平均年収は高めで安定している

大型トラックドライバーの平均年収は、最新の政府統計データである令和6年賃金構造基本統計調査(2025年3月公開)によれば492万円でした。

経験、就業した企業、走行距離、手当などで変動しますが、比較的高めの平均年収で安定して稼ぐことができます。また、福利厚生が良く基本給の高い企業を探して長距離配送を選べば年収800万円程度も可能です。

大型トラックドライバーで高収入を得たいと考えている方は、本記事の年収を上げるためにできる事やメリット・デメリットを参考に、自社の状況を確認して転職を検討してみてはいかがでしょうか。

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参考文献
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