中型免許で運転できるバスとは?マイクロバスの運転ガイド~費用や乗車定員を詳しく解説~

大型バスのイメージが強いマイクロバスですが、実は中型免許で運転できる車種も存在します。 現在、マイクロバス市場は需要が高まっており、大型免許よりも取得しやすい中型免許で運転できるマイクロバスへの注目が高まっています。
本記事では、中型免許で運転できるマイクロバスの種類、必要な免許、取得方法、費用、乗車定員について詳しく解説します。 マイクロバス運転のプロを目指す方、マイクロバス運転に興味のある方にとって、役立つ情報が満載です。

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ドライバージャーナルコラム編集部
配送・旅客ドライバー専門の求人サイトの「ドライバージャーナル」が運営する業界研究コラム「ドライバージャーナルコラム」の編集部です。ドライバー業界で働く際に必要な免許・資格から転職事情までありとあらゆる情報を発信しています。

目次

中型免許で運転できるマイクロバスの種類と必要な免許|乗車定員・29人乗りバスの解説

一口にマイクロバスと言っても、車両重量や乗車定員によって必要な免許が変わってきます。

  • 普通免許で運転できる: 乗車定員10人以下の車両
  • 中型免許で運転できる: 乗車定員11人以上29人以下の車両
  • 大型免許で運転できる: 乗車定員30人以上

中型免許には、「中型免許」と「中型免許(8t限定)」の2種類があります。

  • 中型免許: 車両重量8トン以下、乗車定員29人以下のバスを運転できます。
  • 中型免許(8t限定): 車両重量8トン以下、乗車定員10人以下のバスを運転できます。

※中型免許(8t限定)の方が、乗車定員11人乗り~29人乗りのマイクロバスを運転する場合には、限定解除をする必要があります。
※中型免許(8t限定)の限定解除とは、2007年6月2日以前に取得した普通免許を中型免許に昇格する手続きです。免許証に記載されている「中型車は中型車(8t)に限る」という制限をなくし、中型自動車を運転できるようにします。中型免許(8t限定)の限定解除については次の章で詳しく解説します。

中型免許の種類と限定解除

中型免許の種類

1. 中型免許(8t限定)
2007年6月1日以前に普通免許を取得した人が対象で、車両総重量8トン未満、最大積載量5トン未満、乗車定員10人以下の自動車のみ運転できます。

2. 中型免許
車両総重量11トン未満、最大積載量6.5トン未満、乗車定員29人以下の自動車を運転できます。
※中型免許(8t限定)の方は、限定解除を行うことで、中型免許を取得することができます。

中型免許(8t限定)の解除方法

1. 教習所で取得
指定の自動車教習所で、技能教習を5時間オートマ限定の場合は9時間)受けた後、教習所で検定に合格すれば限定解除ができます。
※中型免許はマニュアル車免許のみのため、保有免許が「オートマ限定免許」の場合はオートマ限定解除が必要となります。

2. 運転免許試験場での一発試験で取得
運転試験場もしくは運転免許センターでの技能審査に合格する必要があります。
※教習所に通う場合10万円前後の費用が掛かりますが、こちらの試験の場合1回の試験料は約3,000円と安価です。 しかし試験の合格基準は厳しく、合格率は低い難しい試験といえますので、中型車の運転に自信がある方以外は教習所での取得がオススメです。

中型免許の取得方法と費用

中型免許を取得するには、教習所で教習を受ける必要があります。 教習期間は約2ヶ月費用は約30万円~40万円です。 中型免許(8t限定)の限定解除には、学科試験は不要で、技能試験のみで取得できます。
限定解除の場合は、教習期間は約1ヶ月費用は約10万円~20万円となります。

中型免許と普通免許の比較表

中型免許の取得については年齢、免許歴、健康診断の3点において、中型免許は普通免許よりも受験資格が厳しく設定されています。
※受験資格特例教習を修了することで、年齢と免許歴の条件を緩和することができます。

項目中型免許普通免許
年齢20歳以上
(受験資格特例教習修了の場合は19歳以上)
16歳以上
(AT限定普通免許の場合は18歳以上)
免許歴普通免許取得後2年以上
(受験資格特例教習修了の場合は1年以上)
なし
技能教習必須(AT限定:9時間、MT:5時間)必須ではない
健康診断必須不要

上記の点を踏まえると、中型免許取得は普通免許よりも時間と費用がかかり、年齢や免許歴などの条件も厳しいため、事前にしっかりと準備しておくことが重要です。

マイクロバス運転のプロを目指すなら

中型免許を取得することで、乗車定員が11人から29人のバスを運転できるようになり、特に乗車定員が30人未満のバスの需要に応えることが可能です。このスキルは、都市部や地域コミュニティ、学校、企業など、さまざまなシーンで重宝され、バス運転手としてのキャリアを広げる大きな強みとなります。
例えば、地域のイベントや企業のシャトルバス、学校の送迎バスなど、運転機会は多岐にわたります。また、マイクロバスの運転は、大型バスに比べて取り扱いやすく、中型免許の取得はその第一歩と言えるでしょう。

マイクロバス運転の仕事探し

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